第二詩集のために

写真と詩のブログです

蝉の羽化、ちいさな願い

f:id:shashinchan:20200720065906j:plain

セミ

ある梅雨の晴れ間の

夕刻

一匹の蝉の幼虫が

スモークツリーの葉の裏で

その時を待っていました

 

f:id:shashinchan:20200720065918j:plain

セミ

野ばらに移り

ここと決めた

その場所で

身体をゆすりはじめます

 

f:id:shashinchan:20200720065927j:plain

セミ

背中が割れて

羽化が始まりました

 

f:id:shashinchan:20200720065936j:plain

セミ

無事に

頭が出てきました

 

f:id:shashinchan:20200720065945j:plain

セミ

身体を反らして

 

f:id:shashinchan:20200720065954j:plain

セミ

今、まさに

抜け出ようとしてます

 

f:id:shashinchan:20200720070003j:plain

セミ

ついに

全体が

抜け出しました

羽化の成功です!

 

f:id:shashinchan:20200720070012j:plain

セミ

f:id:shashinchan:20200720070023j:plain

セミ

ぶらさがって

羽を伸ばします

翡翠のような

翅脈がきれいです

 

f:id:shashinchan:20200720070034j:plain

セミ

f:id:shashinchan:20200720071222j:plain

セミ

翌朝

残された

抜け殻の

近くの

枝で

立派な蝉が

やすんでいました

 

きっと

これからはじまる

冒険に

心を躍らせていることでしょう

 

おおきな声で

鳴きますように

おおぞらを自由に

とびまわりますように

すてきな伴侶を

みつけられますように

この夏がとびきりよいものでありますように

ちいさな蝉の

幸せを願いました